2025年1月の記事一覧
1月21日(火)「『命の教育』~自分を守るということ~」
1月21日(火) 京都府助産師会からお二人の助産師、舞鶴市こども家庭しあわせ課から3名の方にお世話になり、3年生の授業を実施しました。
➤助産師の仕事の紹介
➤人と人との関係性や境界線、人間関係のルール、デートDVについて
➤自分を大切にすること、他者を大切にする対等な関係性について
➤体の変化と心の変化
➤妊娠、出産、ライフデザインについて
➤コミュニケーション、自己決定、多様な生き方、互いを認め合うこと
授業では、「包括的性教育※」の視点から、多様な性や体の仕組み・性感染症・同意・妊娠・出産など、生徒の心に響く貴重なお話をしていただきました。
◇ 距離感が大切
「うーん・・」この関係性は、OK? NG?
◇ いのちの始まり
色紙に開けられた穴を透かして見て、受精卵の大きさを確認します
◇ おっかなびっくり
実際の重さ・大きさの胎児、新生児の人形をだっこします
◇ 生徒の感想から
「今の多様な社会にいきることや、自分の自立した選択が必要だと知ることができた。」
「今日の話を聞いて生きているってすごくいいことだなと思いました。生まれてくる時にいろんな人が大切に携わってくれたからこそ、今を生きているということが分かりました。」
「言葉だけでは理解しにくいことで命とは何なのか、CGや模型を参考に理解することができました。」
「性については少し触れにくいところもありますが、目を背けず知識を得ることが大切だと感じることができました。」
「自分以外の人を大切にするために境界線が大事になることが分かりました。」
「人によって嫌なことは違うし、自分の意見だけを肯定せずにしっかり理解して、聞かないといけないと思いました。」
「自分が困った時に相談できるところや正しい知識を得るための方法が知れたので良かった。」
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※ 「包括的性教育」とは、身体や生殖の仕組だけでなく、人間関係や性の多様性、ジェンダー平等、幸福など幅広いテーマを含む教育です。
舞鶴市では今年度から、全ての中学校の3年生を対象に、「命の教育~自分を守るということ~」と題し、 京都府助産師会と連携し講座を開催しています。
様々な情報があふれる世の中ですが、正しい知識をもとに行動できる人であってほしいと願います。
“「自分の体や心は自分のものです。自分で決めて、自分らしく、また、相手の気持ちも大切にしながら、悩んだ時には一人で抱え込まず過ごします。」”