1年生「探究的なふるさと学習」
1月30日(火) 舞鶴引揚記念館 史実の継承係長 学芸員 長嶺 睦 様 を講師にお招きして1年生の総合的な学習の時間に、お話を伺いました。
太平洋戦争終戦からのシベリア抑留における過酷な状況下での生きる希望や人間愛。そして、できる限りのものを引き揚げ者に振舞い、心からもてなした舞鶴の人々。「引き揚げの史実」を知り、平和の尊さを学び未来へつなげる・・・ 小学校からの学習を改めて振り返りました。
平成27年には、引揚記念館の収蔵物がユネスコ世界記憶遺産に登録され、大きく脚光を浴びました。
引揚記念館の現状として、その後のコロナに伴う来館者の減少や、映画「ラーゲリから愛を込めて」の影響で来館者が激増した様子などの推移が示されると、生徒たちは納得した様子でした。更に、抑留や引揚を実際に経験した方々の高齢化等に伴う継承の難しさについて学んだ後、いよいよ講師から「本時の主題」ともいえる2つの課題が出されました。
◆「引揚記念館の来館者を増やす」には、どうすればいいだろう。
◆「引き揚げの史実を継承する」には、どうすればいいだろう。
生徒たちがロイロ・ノートを使って、一斉にアイデアを出し合います。
「やっぱり、" 映え" が必要!」「SNSで発信」「シベリアの -30℃ を体験できるコーナーの設置」「ロシアをはじめ各国の方々との共有」「交通の便を・・・」「原点回帰で、ポスターや新聞折り込みチラシの活用」など、様々なアイデアが上がりました。 探究はここからです。
学芸員の長嶺様には、1年生の4学級を1クラスずつ丁寧にご指導頂きました。誠にありがとうございました。